『植物図鑑』/有川浩/幻冬舎文庫/720円(5%税込)
タイトルどおり、身近な、身近すぎて名前も知らない植物たち、普段気にかけていない道端の植物たちの話で盛りだくさんな、恋愛小説です。
私事ですが、都会から田舎に越した小学校1年生のとき、同級生の女の子に誘われて、初めて山菜採りをしたことを思い出しました。ゼンマイ(作品には出てきませんが)を採りすぎて母に怒られ、しばらくゼンマイづくしとなりました。
タイトルどおり、身近な、身近すぎて名前も知らない植物たち、普段気にかけていない道端の植物たちの話で盛りだくさんな、恋愛小説です。
私事ですが、都会から田舎に越した小学校1年生のとき、同級生の女の子に誘われて、初めて山菜採りをしたことを思い出しました。ゼンマイ(作品には出てきませんが)を採りすぎて母に怒られ、しばらくゼンマイづくしとなりました。
一生分のゼンマイを食べた気分でした。ついつい、とりすぎてしまった主人公の気持ちはよく分かります。また、作品の中でもかかれていますが、意外なところに、普段食卓にのぼる野菜たちが、野草として自生していたり。気づくと楽しくなりますね。
2章からは季節に合わせて、取り上げられる植物が代わってゆきますから、これからこの作品を読むのにばっちりです。大げさかも知れませんが、この作品を読むとこれから毎年、季節が移り行くのを感じながら、楽しくすごせるかもしれません。
文/ ルミネ町田店・YM
2章からは季節に合わせて、取り上げられる植物が代わってゆきますから、これからこの作品を読むのにばっちりです。大げさかも知れませんが、この作品を読むとこれから毎年、季節が移り行くのを感じながら、楽しくすごせるかもしれません。
文/ ルミネ町田店・YM