6月本の泉itemimg『柿のへた 御薬同心水草草介』/梶よう子/集英社文庫/580円+税外部リンク 
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この物語の主人公水上草介は、小石川御薬園で薬草栽培や、薬の精製に関わる同心です。
吹けば飛ぶような外見と、ワンテンポずれたような性格から、御薬園の者達から「水草さま」と呼ばれて親しまれています。
そんな水草さまが、上役のおてんば娘や同僚の医者とともに、人々や植物をめぐる揉め事を穏やかに収めつつ、日々成長していく物語です。

時代小説ではあるものの切った張ったは全然無く、水草さまの薬学知識で時にはあわてつつ、時にはピシリと色々な事件を解決する姿は、地味だけど、とってもカッコいいです。

物語も飢饉の暗い世相を窺わせたり、幕末一歩手前のキナ臭さがあったりしますが、全体的に優しく楽しい感じです。

ふんわり優しい気持ちになるそんな「水草さま」を、よかったらいかがですか。

文/ 戸塚モディ店・NI
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