『ツバキ文具店』/小川糸/幻冬舎/1,400円+税
ある日、一人の60代くらいの女性のお客様が来店されました。
その時「文具がたくさん紹介されている本はあるかしら?」と尋ねられました。
あいにく店頭には流行の文具が掲載されている書籍しかなく、そのことをお伝えすると
「実はツバキ文具店という本を読んで感動したので、その本に書かれている万年筆やペンなどどんなものか知りたくてお尋ねしたの。あの本はいいわよ」
と言ってお帰りになられました。
ツバキ文具店専用の可愛いカバーもあり、気にはなっていたので、このお客様に後押しされる形で読むことが出来ました。
日頃、私は日常生活をせわしなく過ごしているので、ゆっくり本を読もうと言う気持ちに全くなれずにいましたが、この本を読んでいるうちにゆっくりと落ち着いた気持ちになりました。
ある日、一人の60代くらいの女性のお客様が来店されました。
その時「文具がたくさん紹介されている本はあるかしら?」と尋ねられました。
あいにく店頭には流行の文具が掲載されている書籍しかなく、そのことをお伝えすると
「実はツバキ文具店という本を読んで感動したので、その本に書かれている万年筆やペンなどどんなものか知りたくてお尋ねしたの。あの本はいいわよ」
と言ってお帰りになられました。
ツバキ文具店専用の可愛いカバーもあり、気にはなっていたので、このお客様に後押しされる形で読むことが出来ました。
日頃、私は日常生活をせわしなく過ごしているので、ゆっくり本を読もうと言う気持ちに全くなれずにいましたが、この本を読んでいるうちにゆっくりと落ち着いた気持ちになりました。
鎌倉にあるツバキ文具店の店主は20代の女性でぽっぽちゃん(鳩子)が
主人公の物語です。
厳しかった祖母から「文具店」と副業の「代筆屋」を引き継ぎ、様々な代筆の依頼が舞い込んできます。
依頼内容によって、万年筆や筆、ペンを選び、また紙や封筒、さらには切手までも選び、依頼主の気持ちに沿った字体を使い、思いまでものせた手紙を作成していきます。
また鎌倉のご近所の方々との心温まる関係や祖母、家族の関係も書かれていて、私も自分の亡き両親のことを思い出しました。
ほっとした心穏やかな気持ちを運んでくれる一冊です。
文/ シャポー市川店・M.I
※本の泉スタッフより、補足を失礼いたします。
文中の「ツバキ文具店専用の可愛いカバー」とは、2016年4月中頃から各店にて『ツバキ文具店』をご購入くださったお客様へお渡ししておりました、有隣堂限定のブックカバーです。
数量限定・無くなり次第終了の限定カバーですので、2016/9/17現在は一部店舗ではお渡しを終了しております。
お近くの有隣堂の店舗に残っているかどうかは、大変恐れ入りますが、その店舗へのお電話または店頭にてスタッフへお問い合わせ下さいませ。
>> 有隣堂の店舗一覧はこちら
本当にすてきなカバーですので、ご紹介させてください!
単行本の表紙を担当されたshunshunさんのイラストがあしらわれた、こんなブックカバーです。
(本の泉スタッフ)