970『やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方』/わたなべぽん/幻冬舎/1,000円+税外部リンク 
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この本は、少し気弱で優しい作者のわたなべさんの奮闘記です。
最後まで全く押し付けがましくないのが好印象で、スッと心に入ってきました。

自分に自信が無いからと、やりたいことを我慢することを、やめてみる。
人の好意に思わず言ってしまう「すみません」をやめて「ありがとう」と言ってみる。
私なんかに…そんな卑下する癖をやめることで、自分を大切にでき、相手を尊重することにも繋がるのだということに気づかされました。

そして、私が特に感銘を受けたのは、モヤモヤする友人との付き合いをやめてみること。
作中では、自分勝手な友達に悩むわたなべさんが、別の友達にこのように諭されています。

人間、生活が変われば考え方も変わるのだから、合わない時期もある。
嫌われることを恐れて我慢しているうちに、だんだんと相手を責めるようになってしまう。
その前に、少し距離を置いてみることは悪いことじゃない。
嘘も方便。友達関係はお休みしてもいいんだ、と…。

友達とは、距離を置いても時間が空いても、また会えた時に笑顔で話せる関係のことを言うのかもしれませんね。


自分に本当に必要なものを、楽しみながら選んで生きるという考え方、私も実践してみようと思います。

文/ テラスモール湘南店・MK

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