220『幸せのマチ』/岩岡ヒサエ/朝日新聞出版/630円+税外部リンク 
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この本が気になったきっかけは、表紙に描かれているクマと羊のぬいぐるみでした。
控えめに描かれているので、まさかそのクマと羊のぬいぐるみが、こんなに元気良く大活躍するなんて、思ってもみませんでした。
「幸せのマチ」は同じ雑居ビルで雑貨店と喫茶店を営む二人のラブストーリー。
主人公二人の心がすれ違うたびに「近くて遠くて本当は近い」という表現に、思わず切なくなりました。
そしてその二人を見守るクマと羊のぬいぐるみの活躍ぶりとあまりの可愛さに、きゅんきゅんします。
読んでいると、なんだか自分が主人公になっているような気持になり、ワクワクしたり、ドキドキソワソワしたりしてしまう、とても素敵な1冊です。

切なく、ほっこりするのですが、同時に思わず笑ってしまうところも多々あるので、この本を読むときには、他人の目のないところで読むことをおすすめします。
私は電車の中で読んでしまい、笑いをこらえられるだろうと思っていたのですが、途中で我慢ができなくなり、つい吹き出して笑ってしまいました。

文/ アトレ恵比寿店・OK
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