sengoku『関東戦国史』/黒田基樹/KADOKAWA/840円+税外部リンク 
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『関東戦国史』、サブタイトルが北条VS上杉55年戦争の真実と書かれた本に興味を持って手に取りました。今、中公新書の『応仁の乱』が大人気ですが、戦国時代のはじまりと、戦国時代がどのような時代だったのかを知るうえで、この2冊は金額的にもお手頃です。
どちらも本の大きさに関係なく、読み応えありです。

鎌倉公方、古河公方、小弓公方、山内上杉、扇谷上杉、関東地方に住んでいるとどこかで聞いたことはあるけれど、いったいなんだろうと思った方もいるのではないでしょうか?
関東に住んでいながらよくわからないのは、学校の教科書に殆ど載らないからです。

戦国時代というとどうしても、信長→秀吉→家康の天下統一にかかわるところばかり注目されますが、関東地方は面白い。
八王子のそばには高幡不動がありますが、享徳の乱で自刃したという上杉憲顕の墓標が残されています。
享徳の乱後に登場する伊勢宗瑞を始祖とする鎌倉幕府の執権北条氏の名前を冠した小田原北条氏と、名家関東管領家の上杉氏との戦いは、豊臣秀吉の天下統一までつづくのです。
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