734『東京店構え-マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集』/マテウシュ・ウルバノヴィチ/エムディエヌコーポレーション/2,300円+税外部リンク 
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「外国人の視点で見る日本」。
ここ数年、外国人観光客の増加とともに、テレビなどでそういう特集を見かけることが多くなりましたね。今回ご紹介するのは、その書籍版と言える一冊です。
著者はポーランド出身の人気イラストレーター。描かれているのは、東京に実在する(した)レトロで小さなお店たち。(残念ながら閉店してしまったお店たちも何店か載っています。)
旅行で初めて東京を訪れた際に「インスピレーションの爆発」を引き起こされ(著者談)、2016年にプライベートアートプロジェクトとして10店をインターネット上で発表したところ話題となり、今回の書籍化に繋がったんだそう。

しかしまぁ、この著者の視点を通すと、いつも素通りしている日常の風景がなんと素敵になることか。東京、いえ、日本のそこかしこで見られるような風景が、不思議にノスタルジックに眼前に広がります。
本当にそんな風景があるのか、この本を持って確かめに行きたい衝動に駆られるのはきっと一度や二度ではないはず。

巻末には著者のアトリエや画材もイラストで描かれていて、ご丁寧に店構えのイラストの描き方まで披露しています。これを踏まえて店構えの在りようを細部まで観賞すると、また違う発見があって、なんとも楽しい。

さらにはこの本、対訳になっているので、もしも友達に親日家の外国人がいるのなら(そして、そのご友人がノスタルジックな日本が好きならもう間違いなく)、プレゼントにすれば喜ばれることうけあいです。

イラスト集で、ハウツー本で、建物ガイドで、プレゼントにもなる。
一冊で何度もおいしい本です。

文/ ルミネ横浜店・M.M.
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