082『火のないところに煙は』/芦沢央/新潮社/1,600円+税外部リンク 
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暑い毎日、涼しくなりたい方にオススメいたします。
涼しいというよりも、かなり寒く、ゾクゾクすると思います。

(以下、第1話のネタバレです)
 
それでは1ページを開いてください。
物語は全6話より構成されています。
第1話の「染み」は広告代理店に勤める角田さんのお話です。
ある日角田さんは彼氏と一緒に、ソバージュ頭に小花柄のチュニックの神楽坂の占い師に占ってもらいます。
そして、ここから恐ろしい話が始まります。
「不幸になる」と占い師に言われ、激怒する彼氏。
今まで見たことがない彼氏の異常な激昂ぶりに不安を覚え、別れ話を切り出す角田さん。
彼氏は「別れるなら死んでやる」と言い出す始末。
そして実際に彼氏は神楽坂で、車のハンドルを切りそこなって死んでしまいました。
後日、角田さんのもとへクライアントからクレームが。
角田さんが担当した電車の中吊り広告に染みがあるというのです。
そうです、第1話のタイトルです。
染みをルーペで見てみると、「あやまれあやまれあやまれ……」と書かれていました。
もしや彼氏の恨みか!?と思いますよね。違うんです。
彼氏からのメッセージは、「占い師に謝って許してもらえ」というものでした。
そしてその後、角田さんも車にはねられて亡くなった、と第1話は終わっています。

さて、みなさん、このソバージュ頭に小花柄の占い師、よーく覚えていてくださいね。
ここからもっと恐ろしい物語が第2話、第3話と進んでいきます。
ページを閉じてはいけません。もう戻れませんから……
最後までお楽しみください。

文/ ルミネ横浜店・M.U.
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