228ドングリさんぽ手帖 ポケット版』/宮國晋一/世界文化社 /1,200円+税外部リンク 
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ようやく酷暑もピークを過ぎ、次の季節の気配が見えるような見えないような…そんな季節になりました。
そうです秋です。実りの秋です。
 
どんぐりとはブナ科の樹木になる果実の総称……誰もが一度は夢中になるアイドル。
そのつやつやぴかぴかした実は、あずまきよひこ氏のこども日常マンガ『よつばと!』でもたびたび登場しては、よつばを魅了し、とりこにしています。
このどんぐり図鑑を持てば、よつばのように「ほうせきのよう…」とうっとりし、ふらふらと公園に立ち寄ってしまうこと間違いなしです。

この秋、公園がアツい!
主に国内のどんぐり22種が紹介されています。
22種、少ない…? と思いきや、5mm程度の小さなものから手のひらに5つも乗せればいっぱいになるような大粒のものまで大きさも形も様々、毛深かったり、ハイセンスなストライプが入っていたり、グラデーションの風合いが味わい深かったり、同じ種の実でも驚くほどそれぞれ個性があるのです。

そして殻斗、いわゆる「帽子」の部分も多様で、面長の堅果(どんぐりの実の部分)にちょこんとベレー帽が乗っているようなおなじみのマテバシイ、ふくよかなマダムが襟元を殻斗のファーで飾っているかのようなクヌギやアベマキ、バナナの皮をむいたような形状になるスダジイなど、子供の頃はあんまり興味が向かなかった帽子の部分も実におもしろい。

それぞれ個性的なだけに堅果だけでは種の識別が難しいので、落ちている場所の木の幹や葉から推定できるよう樹木の写真も抜かりなく掲載されています。
 
ところで、どのどんぐりの写真も色艶が精密で美しく、どうやって撮影しているのかなと思ったら、家庭用のスキャナを使って撮影されていることが著者の宮國さんの個人サイト「すばらしいドングリの世界」で触れられており、スキャナすごいな、と別のところでも感心しました。
高価な撮影機材を持っていなくてもきれいな記録が残せるのは嬉しいですね。

飾ってよし、食べてよし、遊んでよし。どんぐり最高!

文/ アトレ亀戸店・YK


『どんぐりの呼び名事典』
宮國晋一/世界文化社/1,500円+税
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