本の泉『モカと幸せのコーヒー』/刀根里衣/NHK出版/1,500円+税外部リンク 
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日常に疲れた青年と、ころっとしたフォルムに赤いほっぺが可愛いうさぎのモカの触れ合いを描いたお話。
主人公と同じく頑張りすぎて疲れてしまった、そんな大人に読んでもらいたい1冊です。
心も体も疲れきった暗い日常からページを1枚めくると、水色に染まる夢の世界が目に飛び込んでいきます。
夢の中ではコーヒー豆にも砂糖にも足があり、顔がなくとも楽しげな様子で、見ているだけでほっこり。
そんな世界で、カップの影からうさぎのモカが顔を出します。

お話の途中では、疲れきった青年がモカに苛立ちをぶつけてしまう場面も。
そんな時にモカが伝えてくれる一言。

「だいじょうぶ、泣いていいんだよ。モカはずっときみのそばにいるよ」

怒っているわけではなく、疲れているだけ――。
誰かにそんな自分を分かってもらいたい、そんな気持ちを肯定される一言。
疲れきった心にじんわり沁みる一言に、涙がこぼれそうになります。

そして最後には不思議なうさぎ、モカの正体も判明します。

仕事に、家事に、育児に、そんな日常に疲れた時は、美味しいコーヒーを飲みながら、ほっこり癒される本を一緒にいかがですか?

文/横浜駅西口ジョイナス店・Y.O
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