022『桃太郎が語る 桃太郎』 1人称童話シリーズ/岡村優太:絵 クゲユウジ:文/高陵社書店/1000円+税外部リンク 
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桃太郎といえば、日本人のみならず世界でも知らない人はいない名作中の名作。
たくさんの出版社から作品が刊行されていますが、正直のところあんまり内容が変わらないのが事実です。
ところで、みなさまはグッドデザイン賞をご存知ですか。この賞は政府が主催する大変名誉な賞で、デザイン界の難解な頂といっても過言ではありません。

なんと2018年のグッドデザイン賞の金賞に、高陵社書店出版の「1人称童話シリーズ」の『桃太郎』『シンデレラ』『浦島太郎』が選ばれました。
絵本が受賞するのはたいへんめずらしいことであり、児童書を担当する書店員として本当に嬉しい限りです。

肝心の内容ですが、"1人称童話" なので主人公の目線で話が進みます。たいがいの絵本は、登場人物を傍からみて、ストーリーが展開されます。
冒頭で、桃太郎の絵本はたくさんあるけれど、内容は大体同じだと述べました。
この作品はぜんぜん違います。桃太郎が桃から生まれ、最後に鬼を懲らしめるところまで、桃太郎の目線で話が進むのです。
どの絵本でも語られてこなかった桃太郎の気持ちが詳細にわかります。
大変興味深い絵本です。

デザイン賞をとっただけあって装丁もすばらしい絵本です。
シンプルですが、おしゃれ感漂う、誰もが手にとって見たくなる作品です。

さて、この時期ですから多くの方は大切な人へのプレゼントを何にしようかと悩んでいらっしゃるかと思います。
絵本のプレゼントはいかがですか。
ゲームもいいですが、お子様を優秀にするのは断然、絵本だと信じています。

文/ トレッサ横浜店・M
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