91PjSP+TLHL2『読書の日記』/阿久津隆/NUMABOOKS/2,500円+税外部リンク 
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カレンダーが12月から1月に変わっただけなのに、昨年やり残したことなどが全てリセットされて、また新たなスタートラインに立てるような気がするのはなぜでしょうか。
この便利な年始めというものを利用して何か始めてみるのもよいでしょう。
今年はたくさん本を読む!と意気込んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
本書の著者は東京・初台の<本の読める店>「fuzkue」の店主。
「読書の日記」というタイトルですが、淡々と読んだ本の紹介をしているようなものではありません。
お店で出す料理の仕込みをしたり、買い物をしたり、好きな野球選手の情報をチェックしたりと、著者の日々の暮らしの描写の中に読んだ本の感想、引用がちりばめられています。
著者の読みやすくもどこか独特な文体に知らず知らずのうちに引き込まれます。
時折これは著者の日常なのか、はたまた本の引用なのか分からなくなる瞬間があるほどです。

本書を読んでいると、「読書」という行為について改めて考えさせられます。
いつ読んでも、どこで読んでも、一行だけ読んでも、一日中読んでいてもよいのです。
暮らしの側に本があって、食べたり寝たりするのと同じように自然に本を読む。
そんな風に肩の力を抜いて本に向き合ってよいのだと、本書は教えてくれているかのようです。
「読書」をぐっと身近に引き寄せてくれる1冊です。

皆様も無理に意気込まず、お料理やお掃除のように日々の暮らしの中に読書を取り入れてみてはいかがでしょうか?
今年もたくさんの魅力的な本をご用意して本屋は皆様をお待ちしております。

文/ STORY STORY(小田急百貨店新宿店本館10F)・HS
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