563ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム』/古屋晋一/春秋社/2,000円+税外部リンク 
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日頃より、楽器を弾く際に不思議に感じている事柄がいくつかあった。

楽譜を見ながら弾く時、目で読む音符と実際に弾いている音はズレている。
歌があれば、目と手と口と耳がズレたことを同時に行う。
ズレのあるいくつかの動作を同時に行う時の頭の中の働きが不思議でしかたなかった。
そんな時この本に出会い、疑問が解決できるのではと思い読み始めた。

面白いのは脳の働きを分析して演奏技巧の解説をしているところである。

80~90年代以降、装置や技術が向上し、脳の体積や反応、筋肉や眼球の動きを正確に測る事が可能になった。
筋肉を動かす時の脳の反応や、修練によって増減する脳の体積も測定できる。
そういう測定を元に、ズレた動作を並行して行えるのは、眼球の動きや短期記憶、そして訓練などのおかげという仮説が成り立つそうだ。

暗譜演奏や効率的訓練法、聴く側の脳についても述べられている。
もっと早く知っていたら、ピアノが上達したかもしれない。

ピアノだけでなく、脳の働きに興味のある方にもおすすめの1冊です。

文/ アトレ川崎店・MI
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