740[1]『鬼神』/矢野隆/中央公論新社 中公文庫/780円+税外部リンク 
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まさかりかついで きんたろう くまにまたがり おうまのけいこ~♪(絶唱)

私、三太郎のなかでは金太郎 a.k.a. 坂田公時が子どもの頃より大のお気に入りでした。
そして公時といえば「頼光四天王」であります。
そして「頼光四天王」といえば「大江山酒吞童子退治」でございます。
都で悪さをする「鬼」の首領「酒吞童子」を、源頼光とその配下の「頼光四天王」坂田金時、渡辺綱、碓井貞光、卜部季武が退治する勧善懲悪ものとしてあまりにも有名な伝説を、大胆に解釈し全く新しい物語としてアップデートしたのが矢野隆先生による本作。

山から都へ上り頼光の近習となった公時の苦悩。魑魅魍魎のような都の権力者。
下衆の極みの様な安倍清明と、其処にいるけど見えない斬新な設定の式神……。
そもそも、神のすまう大江山で仲間とともに自由に暮らす朱天が何故「鬼」の首領「酒吞童子」になったのか、都に住む「人」と山の民「鬼」どちらが正義なのか?
もう読み始めたら止まらず、あっという間にラストシーンです。

文/ アトレ亀戸店・KY
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