256『平場の月』/朝倉かすみ/光文社/1,600円+税外部リンク 
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かつての同級生だった50代の男女が、再会して始まる恋のものがたり。

男は離婚を、女は死別を経験して、孤独ではあるがそれを受け入れて暮らしていた。

病院での再会を機に二人の距離は近づいていく。

単調だった日常に彩りを与えてくれるのが恋、
と同時にとてつもない悲しみを与えるのも恋、
それは何歳になっても同じなのだと思った。

二人の会話が私は好きだ。
愛してるとか、そんな甘ったるいものではないけれど、
とぼけたような女の言葉のなかに、
真面目くさった男の言葉のなかに、
それぞれが引き受けてきた人生がかいまみえて、胸にささる。

ときにキュンとし、ときにウルウルする平場の大人の恋物語、おすすめです。

文/ ららぽーと海老名店K.F


『平場の月』は第161回直木賞(2019年7月発表)の候補作にノミネートされました。
>> 第161回直木賞の候補作はこちらの記事でご紹介しています
(本の泉スタッフM)
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