271『鵼の絵師』 7巻/猪川朱美/朝日新聞出版 Nemuki+コミックス/680円+税外部リンク 
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当の絵師本人は、そんな力はないと言うが、実のところ彼の恋人や恩師は絵のモデルになったあとに死んでしまっている。

ただの偶然かもしれないが、以来彼は人を描かず、動物をツギハギした生き物(まるで妖獣のヌエ)ばかり描くために「鵼の絵師」と呼ばれる。

噂を聞きつけ、死んだ旦那、死んだ情夫、死んだ息子、心中したい女学生等々、作画の依頼が次々と来るが、期待されるような力は彼にはない。
時代は昭和初期。震災などで写真が焼けたり資料が無い中、依頼人の話や様々な人物写真でパーツをツギハギしてゆく。
出来上がった絵は死者の魂が宿るかのよう。

死者と依頼人とを巡る事の顛末を語りたいところですが、とても美麗な画と共に、ぜひご自身で読んでいただきたいと思います。
ほぼ1話完結でストーリーが続いてゆくのですが、毎回いい気持ちで読み終えるのです。
彼の描く絵に私の魂まで吸い込まれ、成仏させられているのでしょうか。
既に7巻まで刊行されておりますが、何度成仏すれば気が済むのか。

新刊が発売されるのを毎度楽しみにしています。

文/横浜駅西口ジョイナス店・MY

\ ぜひ1巻から /

『鵼の絵師』
1巻
680円+税
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