671『妻、小学生になる』1巻/村田椰融/芳文社 芳文社コミックス/620円+税外部リンク 
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これはある家族の物語です。

超が付くほどの愛妻家の夫、しっかりもので気が強いけど愛情豊かな妻、臆病で気弱だけど優しい中学生の娘の、平凡だけど幸福な家族です。

しかし、ある日突然妻が交通事故で亡くなり、いなくなってしまった事で、この家族の時間が止まってしまいました。

それから10年。時が止まってしまったかのような日々を送っていた父娘のもとに、自分は妻であり母であると言う小学生の女の子がやってきました。
ここから物語は始まります。

最初にこの本を見かけたのは店頭でしたが、その時は特に気に留める事はありませんでした。
後日偶然ネットでこの本の内容を知り、購入しました。

この妻は外見は小学生ですが、中身はしっかりアラフォーなので、今のスマホが分からなかったり、同級生のいさかいの仲介に入った時に、ご近所付き合いの何たるかを説明して気味悪がられたりしているところが出てきます。こういった少々コミカルな場面が出てくる半面、今が奇跡でありいつまで続くのか分からないという不安の描写も繰り返し出てきて、笑うに笑えない心境にさせられます。
全体として、大事に思う相手を突然失った人の気持ちの表現が、なんとも切ない。

現在2巻まで発売されております。ぜひご一読を。

文/ たまプラーザテラス店・T.O


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