エヴリディ『エヴリデイ』/ディヴィッド・レヴィサン:著 三辺律子:訳/小峰書店/1,800円+税外部リンク 
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主人公は体を持たず、毎朝16歳の誰かの体で目覚めます。
自分の意志に関わらず、毎日違う誰かの体を乗っ取ってしまうのです。
目覚めたら、すぐに「自分がだれか」を知る必要に迫られます。
毎朝、ちがう人の体のなかで目覚めるから、です。

ちがう人といっても、何故か必ず16歳であり、性別は男性・女性どちらでも。
それも、メリーランド州のどこか一定範囲の中だけで、
「誰かの体」に入り込むのは一日だけ。

主人公は自らをAと呼んでいる。
そんな、全くもって奇妙であるAは、ある日借りた体の持ち主に
恋をしてしまいます。
体のない人間は、どうやって「自分」が存在することを
特定の誰かに伝えられるのでしょうか。

私が私だ、というアイデンティティ<私が存在しているという認識>は
どこから来るのでしょうか?
深く考えさせられる本です。

文/ アトレ大井町店・Y.S
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