214『セミオーシス』/スー・バーク:著 水越真麻:訳/早川書房 ハヤカワ文庫SF/1,060円+税外部リンク 
有隣堂の在庫を探す

地球を発ち、新たな居住地を求め惑星パックスに降り立った一部の人類。
本作では7世代にわたる各世代の人々が、新天地の環境に適応し、意思を持つ植物や原生動物との共生を探求する様子が描かれている。
章の所々に登場する、ひときわはっきりとした自我を持つ虹色の竹の視点が面白い。
この竹はずっと人間を観察していて、自分たちに有益だと判断すると文字まで覚えてしまい、人間とコミュニケーションをとるようになる。
パックスの植物たちは竹を中心に、根や花粉から「科学物質の言語」を使って協力し合うことができ、意のままに毒を作り出して実に含ませることもできる。

仲間になれば頼もしいけれど、敵になったらだいぶやっかいな存在だが、地球にも危険が迫ると化学物質で仲間に危険を知らせる植物もいるようだし、あながちフィクションとは言い切れないのかもしれないな。

文/ ららぽーと湘南平塚店・MK
2014/2/28以前の記事は、5%税込の商品価格を表示しています。
本体価格(税抜価格)はリンク先のHonyaClub、在庫検索などでご確認ください。
----------