en『縁』/小野寺史則/新潮社/1,450円+税外部リンク 
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縁とはふしぎなもので、どこかで何かが、
誰かとつながっている。

「霧」「塵」「針」「縁」「終」という、5編の物語で構成されています。

5編の物語の主人公はそれぞれ違っていて、
それぞれの主人公が他の物語の主人公と、
つきあったり、どこの誰とも知らぬまま出会ったり、
どこかで接している。

社長の息子のやり方についていけず転職したり、
彼氏にフラれたり、離婚した奥さんに引き取られた
息子が問題をおこしたり。

完全な人間でもなく、悪人でもない主人公たち。
イライラやモヤモヤを抱え、時にはブレて悪い方向に
行ってしまいそうになる。

けれど。
それを思いとどまらせるのが、誰かのことばであったり、
小さなまっすぐな親切であったりする。
その親切は知っている人の場合もあるし、
その時そこにいた、知らない人のこともある。

縁は目に見えない。
読み終わったあと、ふう、と伸びをして、
見えないもの測れないものを
大切にしたいな、と思える小説。

文/ ラスカ小田原店・MT
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