900『わたしのわごむはわたさない』/ヨシタケシンスケ/PHP研究所/1,000円+税外部リンク 
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子どもは、そう、大人にはガラクタに見えるものを宝物にして大事にしている。
石ころだったり壊れたおもちゃだったり、空き瓶や空き箱だって宝物。

子どもの想像力は素晴らしい、そのガラクタに見える宝物があれば、どこまでだって想像力をふくらませる、宇宙にだって。

この絵本の女の子が、おうちのゴミ箱の横でみつけたひとつの わごむ もそんな宝物。
ピーンと心にきちゃったのよね!!

自分だけのもの、わたしだけのもの、そう、おさがりでもない、みんなのものでもない
自分が見つけた、わたしだけのもの!!

彼女は わごむ を大事にし、そして想像力はどんどんふくらみます。
でもいつか、そう、当然にその わごむは……

でも子どもの興味はどんどん移り、また新たな心にピーンとくるものが見つかるのよね。

作者ヨシタケシンスケさんの、子どもの時のそんな気持ちを思い出させてくれる絵本。大好きです。
お子さまへのクリスマスプレゼントに、いかがでしょう。

文/ 新百合ヶ丘エルミロード店・T.F

\ 2019年12月発売 /

『なんだろう なんだろう』
ヨシタケシンスケ/光村図書出版/1,500円+税
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