652『表現の技術』/高崎卓馬/中央公論新社 中公文庫/700円+税外部リンク 
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面白すぎて3回も読んでしまいましたが、やはり面白いです。
中公文庫の『表現の技術』、著者は高崎卓馬さん。
電通のエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター。
CMプランナーで数々の賞も獲得している方です。
本書ではCMをつくるにあたっての発想やノウハウを解説しているのですが、これがほんとうに面白いのです。
もう脳が活性化される様な、発想が広がって行く様な、頭が肥大化して行く様な感じがします。

作品で人のココロを動かすにはどうしたら良いか。強い印象を与えるためにはどうしたら良いか。
広告のプロのスキルを使うのです。
例えば、空間で考え、ズレを使い、言葉や立場を入れ替えて予定調和を壊していきます。
人は驚き、感情の振り子が揺れるのです。
こうして人のココロを惹きつける物語を作っていきます。

笑いについても著者は解説します。以下引用。

「笑いは全ての表現の基本だと考えています。相手の感情を確実にコントロールすることが条件でつくられるものですから、つまりどんな種類の感情のコントロールにも応用が効くものでもありますし、憎しみや嫉妬や悲しみも自在につくりだせないと笑いは手に入らないもの、」

笑いって深いです。
笑いに対する考え方が変わりました。

内容としては主にCMのことですが、自分の生活や仕事に置き換えてみると発想が広がります。
時々、読み返して発想の源にするのも良いかもしれません。
読みやすいですが、学びの多い1冊です。

文/ シャポー小岩店・J.I

\ こちらは小説 /

『オートリバース』
高崎卓馬/中央公論新社/1,400円+税
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