144『よちよち文藝部 世界文學篇/久世番子/文藝春秋/1,000円+税外部リンク 
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元書店員で漫画家の久世番子さんが、楽しくわかりやすい漫画で文学を紹介していくシリーズ、よちよち文藝部の二作目です。

一作目は日本の文豪と名作の魅力を紹介しておりましたが、今回は小説に登場するカタカナの名前が覚えられない海外文学が苦手な作者さんが、新しい本の山に挑む時が来たと、海外文学を紹介しています。

私も、海外文学には苦手意識がありました。
カタカナいっぱいで読みづらい、何となく文章が回りくどい、そもそも小難しくて取っつきにくい……。
そんな数々の偏見を、この本は優しく面白く解きほぐしてくれました。

ダンテの『神曲』をカラオケで紹介してみたり、セルバンテスの『ドン・キホーテ』の面白さをドンキ店内のPOP風に伝えたり。
ドストエフスキーの『罪と罰』が月刊連載で、連載モノの醍醐味である “引き” があるなんて、この本を読んで初めて知りました。

事前にあらすじを読んだっていい、取っつきにくいと思ったら別の訳者さんの本を手に取ると案外すらすら読めるかも。

海外文学苦手を公言している作者ならではの視点で書かれているため、同じように海外文学に苦手意識のある方に是非お読みいただきたいお勧めの一冊です。

文/ 厚木店・MM


『よちよち文藝部』
久世番子/文藝春秋/950円+税
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