951『ねえさんといもうと Big Sister and Little Sister./シャーロット・ゾロトウ:作 酒井駒子:絵/あすなろ書房/1,300円+税外部リンク 
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これは今から何十年も前、執筆者の体験談……。

ある冬の寒い日。家で姉とお留守番をしていた妹の私。

姉がふと目を離した瞬間、そこにいたはずの私が姿が見えなくなり、焦る姉。

母の出先まで駆けていき、私がいなくなったことを訴え、慌てて母と家に戻ると妹の私は、こたつに頭まですっぽり入ってぐっすり寝てましたとさ。

もう何十年も前の話なのに、母や姉からたびたび蒸し返されるこのエピソード。
「え!? 私のせいなの!? ちゃんと確認しなかったお姉ちゃんが悪くない?」とはもちろん言えません。

閑話休題。
姉には姉の、妹には妹の思いや言い分があるのです。
それがこの絵本には凝縮されています。

いつも優しくしてくれる「ねえさん」からちょっと離れてみたいと感じた「いもうと」がお家をそっと抜け出すこのお話。
一生懸命探してくれる「ねえさん」の思いがけない一面を見てしまったりもして。
「いもうと」の精一杯の冒険と、ほんの少し成長した瞬間を切り取った作品です。

大人になると数歳なんて誤差の範囲と思うけど、
やっぱり「ねえさん」は「ねえさん」だし、
「いもうと」は「いもうと」だと、大人になった「いもうと」の私は思うのです。

文/ テラスモール湘南店・AY
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