bosh『汚名』 上巻/マイクル・コナリー:著 古沢嘉通:訳/講談社 講談社文庫/880円+税外部リンク 
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ハリー・ボッシュシリーズ最新刊『 汚名 』、そのタイトルの通りボッシュの過去の捜査に疑いが。
それも最新のDNA鑑定の結果、ボッシュには証拠偽造という疑いがかけられる。
そんなピンチの中で発生した殺人事件。この事件が一層物語を複雑にしてゆく。

シリーズが始まったころはまだ、トルネード投法でアメリカを驚かした野茂英雄が活躍した時代。
そんなころからいまだに現役のボッシュもさすがに年老いたかと最近は私には思えていましたが、今作品ではそんな思いも払拭! タフな男が戻ってきました。
ボッシュは薬局で発生した殺人事件の被害者の青年をストリートギャングの関係者ではないかと見立てていましたが、その判断が大きく見誤ていたことを知らされ大変にショックをうけます。
そして、その被害青年のために事件を解決すべく、潜入捜査にのめり込んでいきます。

今作後半は、ボッシュの証拠捏造容疑をはらすべく異母兄弟のマイクル・ハラーを加えてリーガルサスペンスの世界に突入です。二つの事件の行方はぜひ読書の中で。

文/ ヨドバシAKIBA店・YH



『汚名』
下巻
マイクル・コナリー/講談社文庫/880円+税
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