過去の「本の泉」

「森見登美彦」の記事一覧



『有頂天家族』 狸と天狗と人間の物語

526『有頂天家族』/森見登美彦/幻冬舎文庫/720円(5%税込)詳細
舞台は京都。
紀ノ森に住む狸の名門・下鴨家の三男、「面白きことは良きことなり」が口癖の矢三郎は、師匠である落ちぶれた天狗の赤玉先生のもとに通う日々を送っていた。
人間の娘で弟子である弁天への赤玉先生の恋。
次の狸界の代表「偽衛門」を決める日、様々な思いが入り乱れる。そして、下鴨家の行方はいかに・・・? [ 続きを読む ]



『恋文の技術』 バカな男のお手紙エンタテイメント 

421『恋文の技術』/ポプラ文庫/森見登美彦/ポプラ社/651円(5%税込)詳細
大学院生の主人公(もちろん男)が教授命令で片田舎の実験室に飛ばされ、そこで“文通修行”と称して仲間たちへ「手紙」を書きまくります。メール、SNS主流の昨今、一定の年代にとってこの「手紙」「文通」というキーワードに特別な何かを感じずにはいられません。

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『ペンギン・ハイウェイ』 世界の果てに向かって

561『ペンギン・ハイウェイ』/森見登美彦/角川文庫/660円(5%税込)詳細
「ぼくはたいへん頭が良く、しかも努力をおこたらずに勉強するのである。」という4年生のアオヤマ君。
「他人に負けるのは恥ずかしいことではないが、昨日の自分に負けるのは恥ずかしいことだ。」などと自己啓発本のようなことをいう子供が、小学生の時に隣の席になったら友だちになれるだろうか。
「死」を議論し、「プロジェクト・アマゾン」探検をし、「ペンギン」と「歯科医のお姉さん」と「スズキ君帝国」を研究する、忙しいアオヤマ君とは、フツウに遊ぶのは難しそうだ。
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