『機龍警察』/月村了衛/早川文庫/756円(5%税込)![]()
有無を言わさずぐいぐいこっちを引きずり込んでくる、まるでハリウッド映画やB級映画、ジェットコースター・ムービーのような小説です。
突如破壊される日常。警察の悪しき慣習。SFらしい派手なアクションシーン。物語は緩急をきわめながら社会の巨大な闇を暴き出していきます。
しかしなんといっても、この小説の醍醐味は『機甲兵装』というとんでもないSF兵器の設定を警察小説の泥臭さとハードボイルドが現代日本に近い地に立たせ、リアリティのある小説に仕立てあげているところ。
そして、特捜部に雇われた3人の一風変わったメインキャラクターたちと、特捜部という警察内部から忌み嫌われる部署に配属された警察官たちの苦悩を描いた人間ドラマが、絶妙にマッチしていきます。
周囲に理解されず世間からの逆風を受けながらも、彼らが特捜部にいる理由はなんなのか?
様々な思惑の中で浮かび上がってくる登場人物たちの信念にも注目です。
文/
藤沢店・YH
そして、特捜部に雇われた3人の一風変わったメインキャラクターたちと、特捜部という警察内部から忌み嫌われる部署に配属された警察官たちの苦悩を描いた人間ドラマが、絶妙にマッチしていきます。
周囲に理解されず世間からの逆風を受けながらも、彼らが特捜部にいる理由はなんなのか?
様々な思惑の中で浮かび上がってくる登場人物たちの信念にも注目です。
文/
第34回吉川英治文学新人賞受賞作品 月村了衛著『機龍警察 暗黒市場』 (本の泉スタッフ)






