02『愛の徴 天国の方角』/近本洋一/講談社/2,500円(5%税込)詳細
これは、またすごい。ともかく、この分厚さで本当に読みきれるかと思っていたら、あれよあれよとページをめくる手が止まりませんでした。
帯の沖方丁さんのコメント通りに本当に「化け物みたいな驚きの才能」でした! これがメフイスト賞とは!
 一言で言うならば、ファンタジーのようであり、また歴史小説であり、サイエンス要素もあり、(正直、量子論って何?というレベルの自分が、のめりこむように読むとは!)そして、究極のロマンス小説でもあり、もう唸るしかなかったです。面白かった!
20年後の沖縄科学技術大学院大学、量子コンピューター〈にらい〉のプロジェクトで働く太良橋鈴と、17世紀の西欧で小さな古城の下働きとして働いていた少女アナの2つの物語。この2人の世界が交互に描かれていて、最後には、鈴が解読するデータによって1つの謎が解明されていくのですが、読み応えあり、壮大です!

私は、鈴の物語も好きでしたが、アナのファンタジー要素たっぷりの物語に魅了されました。本を読むことを教えてくれた大好きだったギュスターブが死んでしまい、途方にくれたアナが草原で蛇の指輪を拾い・・・そこから、物語が膨らみ始めます。
日本人の作家が書いたとは思えないくらいの世界観。ヴェネチアだ! パリだ!
そして、鈴とアナが辿り着いた驚愕の真実とは?
物語好きを虜にすること間違いなしです。

文/ 厚木店・AS
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