

すべてのことが、ありとあらゆる研究結果に基づいて定められ、結婚も死すらも管理された〈ソサエティ〉。定められた婚姻に起きた一つの偶然によって、主人公・カッシアは〈ソサエティ〉に疑問を抱くようになる。
帯では『トワイライト』に次ぐラブロマンスの傑作とありますが、ラブロマンスとして読んでしまうのは非常に勿体無い。
すべてが主人公の一人称ですすみ、ディストピアもラブロマンスも、主人公の成長のために描かれた要素なのです。
三部作のイントロダクションとしては十分に描かれ、読み応えがあります。
原題『MATCHED』をそのまま使わず、邦題を『カッシアの物語』としたことも、ジャンルをディストピアやラブロマンスではなく、少女の成長物語としたいからなのでしょう。
オススメの1冊です。
文/
センター南駅店・MO
すべてが主人公の一人称ですすみ、ディストピアもラブロマンスも、主人公の成長のために描かれた要素なのです。
三部作のイントロダクションとしては十分に描かれ、読み応えがあります。
原題『MATCHED』をそのまま使わず、邦題を『カッシアの物語』としたことも、ジャンルをディストピアやラブロマンスではなく、少女の成長物語としたいからなのでしょう。
オススメの1冊です。
文/

