365『島はぼくらと』/辻村深月/講談社/1,575円(5%税込)詳細
辻村深月さんの直木賞受賞後第一作目は、青春小説です!
女性の心の闇を切り取るような作品が続いていましたが、今回はうってかわって爽快感あふれるストーリーです。
恋あり、謎あり、そして、それぞれの事情を抱えた大人たちの話がいくつも絡んできて、物語がどんどん深まっていきます。
いつのまにか、自分もこの島で、成長し、呼吸をしているような錯覚に陥るほど、物語にのめりこませる力はさすが辻村作品!
と唸ってしまいます。
辻村作品にはいつも驚かされます。
登場人物が作品をまたいで出てくることもそうですし、巧妙な伏線がはられたスリリングな展開のものが多いのにかかわらず、非常に細やかに登場人物の心が描かれています。
私は大ファンで上下巻を含め計8冊を1週間で読破するという荒業を成し遂げたことがあります!
未読の方は、是非この小説から読んでみてはいかがでしょうか。
読後感がよく、キラキラ眩しい幸せに包まれる小説です。

文/ 新百合ヶ丘エルミロード店・KJ
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