蜩ノ記『蜩ノ記』/葉室麟/祥伝社/1,600円(5%税込)詳細

ついに貰えた直木賞!
葉室麟、この著者にめぐり合えたのは、数年前、『 乾山晩秋 』が角川文庫から新刊で発売になった時だと思う。
最初は名前から女性かと思っていた。自分の感性が狂っているのか、書き味からもそう感じた。
次に読んだ『 いのちなりけり 』(文藝春秋)で、やっと男性であると確信できた。
この続編『 花や散るらん 』(文藝春秋)『 秋月記 』(角川書店)と立て続けに、面白かったので読み続けた。
それらが直木賞候補に続けて上がり、今度は、今度こそはと、心の中で期待と応援をさせてもらった。
今回の受賞作品『蜩ノ記』は、さすが!の一言。 
内容をくどく書くつもりはない――時代小説の極みの一つであると思う。

文/ 伊勢佐木町本店・RT
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