


鎌倉に移り住んで二十数年。「灯台もと暗し」の諺どおり、鎌倉に関する書籍を手にしたこともほとんどありませんでしたが、日頃お世話になっている生まれも育ちも鎌倉の方から薦められて、読んでみようと手に取りました。
著者は写真家であるとともに、歴史にも造詣が深く、「へぇー」「そうだったんだ!」とうなずける面白さ、歴史の勉強にもなること必至です。
神社仏閣、史跡をターゲットに鎌倉をエリア別に分けて読みやすく紹介していますが、私が「なるほど、そういうことだったのね!」と納得した一例を紹介します。
「魚が並ばない魚屋」のくだりです。
明治・大正の別荘文化の名残で、著者が鎌倉に引っ越した直後、妙な魚屋が何軒もあって戸惑った。
店頭に並ぶのは干物やたらこ、しらす干し程度で肝心の新鮮な魚介類は冷蔵庫にしまってあるのだ。
かつてのご用聞き商売の延長で別荘から電話で注文を受けて届けるのが商いの中心だった。
云々・・・
知識だけにとどめず、この本を片手に散策・街歩きに出かけてみるのにオススメの一冊です。
文/
戸塚モディ店・HK
神社仏閣、史跡をターゲットに鎌倉をエリア別に分けて読みやすく紹介していますが、私が「なるほど、そういうことだったのね!」と納得した一例を紹介します。
「魚が並ばない魚屋」のくだりです。
明治・大正の別荘文化の名残で、著者が鎌倉に引っ越した直後、妙な魚屋が何軒もあって戸惑った。
店頭に並ぶのは干物やたらこ、しらす干し程度で肝心の新鮮な魚介類は冷蔵庫にしまってあるのだ。
かつてのご用聞き商売の延長で別荘から電話で注文を受けて届けるのが商いの中心だった。
云々・・・
知識だけにとどめず、この本を片手に散策・街歩きに出かけてみるのにオススメの一冊です。
文/

