
波乱の展開を予想させる空模様のもと、第23回目となるビブリオバトル in 有隣堂をお届け致します。
今回は久々に本拠地、有隣堂 伊勢佐木町本店別館を会場として、全国大学ビブリオバトル京都決戦へ進出する関東地区代表5名のうち最後のひとりを決める関東E地区決戦を兼ねての開催となりました。
2010年から2013年まで毎年開催されたビブリオバトル首都決戦、2014年は名称も新たに、ビブリオバトル発祥の地・京都で開催されます。年に一度のビブリオバトルを楽しむ大学生・大学院生・専門学校生の祭典です。
様々な大学から予選会を通過したビブリオバトラーが集い、究極のおすすめ本を書評し合い、みんなが一番読みたくなった究極の「チャンプ本」を発表者と会場の皆さんで選び抜きます。
http://zenkoku14.bibliobattle.jp/
どんどん本が読みたくなって、どんどん友達が増えること間違いなし!
→ルールをもっと詳しく読む(有隣堂ホームページ)
と、いつもは名調子(いえ迷調子です、すみませんすみません)で進めておりますわたくしIですが、数日前から流行りの喉風邪を引いてしまい泣く泣く司会交代。
今回初めてメカニック担当のK氏が急遽司会を担当させて頂きました。
カンペを手に緊張のマイクを握るK氏! ルール説明動画にセリフが追いつかなくても気にしない! がんばって!(笑)
いろいろな意味でハラハラ・ドキドキの展開をどうぞあたたかく見守ってくださいね。
第23回 ビブリオバトル in 有隣堂 | |
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開催日 | 2014/11/29(土) |
会場 | 伊勢佐木町本店別館 (有隣堂 伊勢佐木町本店別館コミック王国のビル) |
テーマ | テーマフリー |
概要 | 第1ゲーム/第2ゲーム(全国大学ビブリオバトル 関東地区決戦) |
第1ゲーム
それでは雲の切れ間から時折差し込む煌きに励まされながら早速ゲーム開始です。
第1ゲームはフリーゲーム。年代様々な5名による目覚めもさわやかなモーニングビブリオバトル。
恒例のくじ引きで順番を決めてカウントダウンスタート!
まず最初のバトラーとなったのは、お馴染みビブリオおじさん枝広さん。

「お金かかることはできませんというスタンスで、SMAPさえも食堂で収録しちゃう。そんな佐久間プロデューサーが語る中で好きな言葉が“仕事を楽しむことは人以上。好きを武器にしていくには好きをアップロードしていなかきゃ”ってところ」
テレビ東京の人気番組「Youは何しに日本へ?」や「ゴッドタン」などを生み出した名プロデューサー佐久間宣行氏のなんにもないところから番組をつくる仕事術とは?
続いては日吉からお越しのSさん。初登場です。
「特におすすめは『彼らの生涯の最愛の時』。高校生男子と祖母ほども年の離れた家庭教師との恋愛。彼らが結ばれる最高の夜に彼女は亡くなってしまう。タイムワープを果たす年老いた彼は若い頃の彼女と出逢い逆の年の差カップルに。それがループとなって生涯愛するのはひとりだけっていうロマンチックなお話」
過去がこうだったらよかったのに、とは誰しも一度は思うことではないでしょうか? そんなタイムワープ、いろいろな時間SFがバランスよく描かれた短篇集。
3人めは萬木さん。現役大学生の時に首都決戦出場経験ありという第2部バトラーさんの先輩です。
「少女漫画は相当甘ったるいものだと思っているので読んだのは唯一この本だけ。前編はやっぱり相当甘酸っぱい。でも登場人物の心理描写がものすごく刺さる。高校生の主人公が人と出会い成長を経て青年になり自分を思い返すんだけれども、やっぱり青い!(笑)」
都内開催のビブリオバトルで本書を高校生が紹介しているのを見て読む気になったそう。
若い人、大学生の方だけでなく、大人の方にも新しい発見のある1冊のようですよ。
4人めはすずしか帽子店のかとうさん。第1ゲーム紅一点です。
「お利口なんだけどお馬鹿なクマが主人公で、時期的にぴったりなクリスマスのお話を持ってきました。ご主人のブラウンさんとデパートにプレゼントを買いに行くのですが、最後にちょっと秘密があっていいお話なのでぜひ読んでみて下さい」
クマのパディントンのトレードマークとなっている帽子とダッフルコート。かとうさんご自身もパディントンを彷彿とさせる帽子をコーディネートしています!
第1ゲーム最後のバトラーは藤田さん。2度めのご登場です。
「勤続35年になる自分にも何かできるのでは、と若い気持ちになれた本。
人脈もお金もない中でどうするか? エレベーターピッチという短い時間・短い言葉で相手を説得する法則や、みんなが幸せになれる方法を探るやり方が書いてあり、若い人が読んだらこんな会社に就職したくなるんじゃないかと思います」
日本のこどもたちにプログラミングを教える合宿キャンプを手がけるベンチャー企業ライフイズテック株式会社を立ち上げた著者のノウハウを小説仕立てに読めるという1冊。
さあ、5名による5冊の本の紹介が終了しました。これから「どの本が一番読みたくなったか?」投票です。
今回は第2ゲームが学生さんバトルのため、会場にも応援に駆けつけた学生さんが多いようです。それを読んだベテラン社会人バトラーの皆さん、第1ゲームは若い方向けの本が多かった印象です。
緊張の時間が流れます...
おっと!なんと2冊同数が出ました!
『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』
『ヒーローのように働く7つの法則』
この2冊から「どちらがより読みたくなったか?」決選投票となります!
結果は...?!
Sさんご紹介の『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』に決定~!!!
おめでとうございます!
やはりロマンチックな恋愛にあこがれるものですよねえ!
接戦となった第1ゲーム、素晴らしい本のご紹介をしてくださいましたバトラーの皆さん、ありがとうございました~!!
それでは休憩をはさんでいよいよ第2ゲーム、全国大学ビブリオバトル京都決戦、関東地区決戦を開始致します。
→第2ゲームの模様はこちら!
▼バトラーさんたちの発表を動画でもどうぞ♪
文/ビブリオバトルプロジェクトチーム 市川
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