


2014年の私のベスト3に入る作品でした。
しかも、犬好きにはお勧めの1冊。
ちょっとハードボイルドで女性には苦手意識があるかもしれないけれど、それを感じさせないストーリー展開であること請け合いです。
この話に登場する奥野侑也、葉山ふみ、坂本隼人は訳あって疑似家族として暮らすことになる。
最初はぎこちない3人が、物語りのキーパーソン(?)ドーベルマンのマクナイトやオウムのどんちゃんによって絆を確かにしていくところはちょっと涙ものです。
なんと言っても、ドーベルマンのマクナイト。劣悪な環境から奥野によって救い出されたものの思うようにはなつかない。でも「待つ・信じる」という忍耐によって奥野とマクナイトの絆は深くしっかりとしたものになっていく。
読み始めたら止まらなくなっていました。
この本を私に紹介してくれたのは北海道のある書店員さんでした。「もっと多くの人に読まれても良い本なのに!」と悔しがっておりました。私もそう思います。
なので、大和店のPOPには一言「読んでください!」と入れることにします。
そして何故映像化されないのでしょうか。こんなに面白いのに。
さて、もし映像化されたならあなたなら奥野には誰を起用したいと思いますか? 私は…イメージを壊さないために秘密にしておきます。
2015年の読書に迷っている方は是非この本をお勧めします。
文/ 大和店・MY
→2014/7/28の本の泉でも『約束の森』をご紹介しています。
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(本の泉スタッフ)
