971『日御子』上巻/帚木蓬生/講談社文庫/700円+税外部リンク 
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はるか古代、倭国の通訳を生業とする、<あずみ>一族の物語。
彼らの人生・眼を通して、時(とき)の人々や文化、そしてその時代のうねりを感じることが出来ます。
何度か話中で語られる一族の家訓は印象深いです。また、「どこへ行っても結局は人情なのだ」という主人公の祖父の言葉も心に残りました。
上巻では、漢の国への旅が語られ、下巻では邪馬台国の卑弥呼に仕えたあずみ一族が登場します。

歴史小説は、その時代の息吹を身近に感じ、そして次はどうなるのかとワクワク感も味わえ、やはりいいものだなあとしみじみ感じます。

文/ たまプラーザテラス店・YM
972
『日御子』下巻
700円+税
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