無題『春期限定いちごタルト事件』/米澤穂信/東京創元社/580円+税外部リンク 
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昨年発売された「満願」が第151回直木賞、2015年本屋大賞の候補作にもなった今最も人気のある作家の一人、米澤穂信。

映画化された「インシテミル」やTVアニメで話題となった「氷菓」など、ベストセラーになった作品はたくさんありますが、私のおススメはライトノベル感覚で読みやすいミステリー小説「春期限定いちごタルト事件」です。
本書は中学時代のトラウマから「小市民」になることを目指す高校一年生の小鳩君と、同じような境遇から同じく小市民になるため互恵関係を結んだ同級生の小佐内さんの二人が、心ならずも活躍してしまう短編小説となっています。
従来の性格を直すのは並大抵のことではないですが、二人は小市民の星を掴むことが出来るのか?

タイトルからも想像できるように、シリーズ化され「夏季限定トロピカルパフェ事件」、「秋季限定栗きんとん事件(上)(下)」と続きますが、まだ最終巻であろう「冬季限定~」は発売されていません。
物語がどのような結末を迎えるのか楽しみにしてはや6年。
そろそろですよね。
米澤先生。

文/ アトレ目黒店・FT
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