『絶叫委員会』穂村弘/筑摩書房/680円+税
日常の、なんてことない会話の中に飛び交う言葉の、計りしれない魅力を知ることができるコラムです。
たまたま聞こえてきた他人の会話。接客の際に使われる不思議な質問など。
文法なんて関係ない。
生で発せられる言葉の、“今”にこめられている感情やその温度の不可解さは、推敲されたきれいな文章では伝わりきれないものかも知れません。
この本を読んだあとは、ありふれた日々に散りばめられている飾らない会話を、にやついたり、爆笑したり、せつなくなったりしながら愛おしくきけるようになるでしょう。
毎日の雑事に追われてしまいがちで、なかなか長編小説を読む時間はとれないけれど、非日常的な世界を覗いて感情を揺り動かしたい、そんなあなたにおすすめの一冊です。
文/
町田モディ店・RI



