


アンヌ・クロザさんは、フランスの絵本作家。
「科学絵本」とよばれる分野の創作を得意とし、2009年には、フランス「科学の本」賞を受賞しています。
コンピューターグラフィックを駆使した絵はとても鮮やかで、見る人すべての目をひく美しさがあります。
さて、この作品、表紙を見る限り「ネコが主人公なの?」と思ってしまいがち。
でも、本当の主人公は小さなひとつぶの「みずたま」です。この「みずたま」が、おひさまの力を借りて水蒸気となり、雨粒や雪の結晶となって、やがて川から海へ…
いろいろな生き物に出会いながら地球をめぐる壮大な旅を続けていくのです。
この旅を通して水が循環する仕組みをシンプルに、かつ分かりやすく解説した絵本なのですが、スタート地点がネコの飲み水が入ったボウルの底というのが、なんともユニークです。その一方で、現在も旅を続けている水に対して愛情と敬意を感じることが出来る表現もあり、私自身、「みずたま」を取り巻く環境について、あらためて考えさせられました。
小学校低学年向きということですが、大人はもちろん、小さなお子様でもじゅうぶんに楽しめる内容となっています。文章自体が簡潔で理解しやすく、遠目でもよく聞くので、読み聞かせ用の絵本としてもおススメです!
本厚木ミロード南館店・KH
でも、本当の主人公は小さなひとつぶの「みずたま」です。この「みずたま」が、おひさまの力を借りて水蒸気となり、雨粒や雪の結晶となって、やがて川から海へ…
いろいろな生き物に出会いながら地球をめぐる壮大な旅を続けていくのです。
この旅を通して水が循環する仕組みをシンプルに、かつ分かりやすく解説した絵本なのですが、スタート地点がネコの飲み水が入ったボウルの底というのが、なんともユニークです。その一方で、現在も旅を続けている水に対して愛情と敬意を感じることが出来る表現もあり、私自身、「みずたま」を取り巻く環境について、あらためて考えさせられました。
小学校低学年向きということですが、大人はもちろん、小さなお子様でもじゅうぶんに楽しめる内容となっています。文章自体が簡潔で理解しやすく、遠目でもよく聞くので、読み聞かせ用の絵本としてもおススメです!

