『民王』/池井戸潤/文藝春秋/620円+税
相手の立場に立たないとわからない事、見えないことがある。
総理大臣とその息子の「中身入れ替わり」という結構ありきたりなプロットながら、ドタバタコメディ的な展開で一気楽しくに読めてしまいます。
父親と息子がそれぞれ抱える色々な思いが、立場が入れ替わる事によって見えてくる。
内に秘めるだけではなく、きちんと伝える事も大事なんだと。
就活中の総理大臣の息子に面接官が言う「理想論ばっかりいっている若者っていうのは質が悪いんだ。だが、理想論すら語らない若者はもっと質が悪い。」 シビレますね!
池井戸作品の中では異色ですが、とてもイイお話です。
文/
伊勢佐木町本店・F.T.



