赤毛のアン『赤毛のアン』/L・M・モンゴメリ/講談社/660円+税外部リンク 
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あまりにも有名な作品で、しかも近年はNHKのドラマで村岡花子さんが取り上げられ、いまさら紹介することもないかもとためらっていたのですが…

中学時代に何回どころか何十回も読み返したこの本を、最近になって娘に買いました。
自分でも久しぶりに読み返してちょっとびっくりした事があり、どうしてもこの本について書きたくなってしまいました。
何に驚いたか、と言えば物語を見る視点が全く変わっていたことでした。
読みふけっていた当時は当たり前のようにアンと同化して物語の世界を見ていたのに、なんと今回私はマリラになっていました!
アンの保護者として不安になったり、怒ったり、笑ったり。
次第に愛情を感じるようになりながら素直にそれを表せないマリラ。
そしてほとんど話さずひっそりと、でも常にアンを心から思いやるマシュウの存在感。
読む自分の年齢や経験から当たり前と言えば当たり前なのでしょうが、とても新鮮な体験でした。

もし、「その話ならずっと前にもう読んだよ」という方がいたら、ぜひもう一度手に取って読み返してみてください。

文/ 伊勢佐木町本店・RK




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