


第二作の『戦場のコックたち』で直木賞候補、大藪春彦賞候補、2016年本屋大賞ノミネート中(同年4/12[火]発表)の深緑野分、デビュー作が待望の文庫化です。
短編ミステリを5編集めた第一作。
表題作の『オーブランの少女』を花に溢れたファンタジー世界の話と思って読み進めていると、終盤で話の主旨がくるりと変わってびっくり。
60頁の短編で伏線を鮮やかに回収していく文章は、読んでいてとても気持ちいい一作です。
すらすらと読み進む文章ではないけれど、不思議と映像を伴うような感覚で内容が頭に入ってくる読書体験をぜひ。
文/
トレッサ横浜店・RM
表題作の『オーブランの少女』を花に溢れたファンタジー世界の話と思って読み進めていると、終盤で話の主旨がくるりと変わってびっくり。
60頁の短編で伏線を鮮やかに回収していく文章は、読んでいてとても気持ちいい一作です。
すらすらと読み進む文章ではないけれど、不思議と映像を伴うような感覚で内容が頭に入ってくる読書体験をぜひ。
文/

