『廃墟写真家』/花夜光/KADOKAWA/560円+税
ホラー小説を読みたい、と思って探していた時に<廃墟>という言葉に惹かれて購入した1冊です。
主人公がとある事情で参加する廃線跡をめぐるツアー。
幽霊が脅かしてくるようなものとは違い、まずは廃線跡を徒歩で歩くという主人公に感情移入してしまい、独特な恐怖感があります。
話が進むごとに分かってくる同行者の謎、そしてなにより主人公の事情を理解した時、それまでの恐怖から一転、どことなく『銀河鉄道の夜』を彷彿とさせるような読後感でした。
富士見L文庫のうたう大人向けライトノベルらしい作品なので、ホラーといえど気軽に読んでみてください。
文/
錦糸町テルミナ店・YO



