『凍りのくじら』／辻村深月／講談社／800円＋税
世の中を達観し、本気で人と向き合えない女子高生理帆子。
藤子・Ｆ・不二雄を敬愛する父が失踪して5年。
人間は寂しすぎると閉じこもることによって自分を守ろうとするのかも知れない。
でも、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」という一人の青年に出会った時から、理帆子の中で何かが動き出していく…。
物語は、誰もが知っている“ドラえもん”の秘密道具を章立てになぞらえながら、どんどん進んでいく。
そして皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき。
読了感は本当に満足の他なにものでもなく、手に取った時に感じた本の“厚さ”以上の“熱さ”を感じることができます。
『凍りのくじら』→『スロウハイツの神様』→『冷たい校舎の時は止まる』→『子どもたちは夜と遊ぶ』→『ぼくのメジャースプーン』→『名前探しの放課後』→『ロードムービー』→『光待つ場所へ』→『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』
知る人ぞ知る、すべてがつながっている“辻村ワールド”。
そのスタートは間違いなくこの作品です。
あなたも心の中の“どこでもドア”。
開けてみませんか？
文／
町田モディ店・ＭＨ
そして皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき。
読了感は本当に満足の他なにものでもなく、手に取った時に感じた本の“厚さ”以上の“熱さ”を感じることができます。
『凍りのくじら』→『スロウハイツの神様』→『冷たい校舎の時は止まる』→『子どもたちは夜と遊ぶ』→『ぼくのメジャースプーン』→『名前探しの放課後』→『ロードムービー』→『光待つ場所へ』→『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』
知る人ぞ知る、すべてがつながっている“辻村ワールド”。
そのスタートは間違いなくこの作品です。
あなたも心の中の“どこでもドア”。
開けてみませんか？
文／
町田モディ店・ＭＨ
