『ヒップな生活革命』 ideaink11/佐久間裕美子/朝日出版社/940円+税
アメリカ人が変わりつつあるらしい。
「マクドナルドを食べてぶくぶく太り、知的レベルを疑うような発言をする大統領を選出し、自分の財力で払える以上の価格のマイホームを購入してサブプライム金融危機を引き起こし、世界経済を道ずれにしたバカな人たち。」
自分も著者と同様にこうアメリカ人を見ていた。
ところが近年若年層を中心に少しづつ変わってきているらしい。
抜群に美味しくなったコーヒー、地元で生産される食材とそれを使うレストラン、「買うな」とうたう企業広告、メイドインアメリカを貫くブランド、各地にオープンする個人経営のレコード店や書店...等々。
その原動力となっている人々が「ヒップスター」と呼ばれる人たち。
アメリカ人の意識そのものに変革の波が押し寄せているらしいのです。
とはいえこれは2014年出版の本、それから2年。
その波は日本をはじめとする世界のいたるところに届き始めています。
先進国では大量消費の時代が終わり当然のように経済成長は緩やかになってきました。
これからの時代の消費行動や生活はこういう方向に向かっていくのではないかと思うとワクワクしますね。
大きく言ってしまえば資本主義の次ぎはヒップか!
文/ アトレ亀戸店・JI
