


表紙に「おもしろい!進化のふしぎ」とあるように本書はいきものの進化について書かれた本である。
ただ、ざんねんないきものに限定されてますが。
「ざんねんないきものとは一生けんめいなのに、どこかざんねんないきものたちのことである。」と表紙の折り返しにはあります。
この本では、進化の結果、なぜかちょっとざんねんな感じになってしまった生き物たちが紹介されています。
例えば、「クリオネは食事の時に頭が割れる」や「ナマコは敵におそわれると内臓をはき出す」など比較的よく知られているものから、「イルカは眠るとおぼれる」「シマリスのしっぽはかんたんに切れるが、再生はしない」など初めてしる事も少なくありません。
全ての漢字にルビがふってあるので、小さいお子様でも読む事ができますが、大人が読んでも十分面白く書かれています。
残り少ない夏休みに、ぜひ親子で読んで頂きたい一冊です。
文/ 戸塚モディ店・TK
