『暗幕のゲルニカ』／原田マハ／新潮社／1,600円＋税
『楽園のカンバス』に心を奪われてしまった方、『ジヴェルニーの食卓』を読んで昨年開催された“モネ展”に足を運ばれた方におすすめします。
スペイン内戦時にパブロ・ピカソによって描かれた「ゲルニカ」は、死と苦しみと悲しみと怒りに満ちた白と黒の巨大な絵だ。
それは強いメッセージを放つがゆえに時の流れに巻き込まれるようにして幾度となく危険にさらされてしまう。
ピカソを愛し、彼の作品や志を守ろうとする人たちのひたむきな想いが伝わり、胸が熱くなった。
ぞくぞくハラハラするような緊張感と、当時のパリにタイムスリップしたかのような臨場感を味わいながら、時を忘れ読み耽った。
『楽園のカンバス』同様、この作品でもMoMAが舞台になっている。MoMAと言えば思い出すティムとトムの二人のブラウン氏も再登場している。
文／
ミウィ橋本店・UE
それは強いメッセージを放つがゆえに時の流れに巻き込まれるようにして幾度となく危険にさらされてしまう。
ピカソを愛し、彼の作品や志を守ろうとする人たちのひたむきな想いが伝わり、胸が熱くなった。
ぞくぞくハラハラするような緊張感と、当時のパリにタイムスリップしたかのような臨場感を味わいながら、時を忘れ読み耽った。
『楽園のカンバス』同様、この作品でもMoMAが舞台になっている。MoMAと言えば思い出すティムとトムの二人のブラウン氏も再登場している。
文／
ミウィ橋本店・UE
