『三鬼』三島屋変調百物語 四之続/宮部みゆき/日本経済新聞出版/1,800円+税
江戸のお洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん”の「おちか」が一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判。
このシリーズ4巻目が発売になった。
江戸のお洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん”の「おちか」が一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判。
このシリーズ4巻目が発売になった。
短篇集で全4篇が収録されています。
どの短篇も読みごたえがあり、せつない話・こわい話・かなしい話を語り手が話かけてきます。
なかでも「食客ひだる神」は絶品!
こんなに愛され感謝されていた憑き神があったでしょうか!
「宮部みゆき」ワールド全開な『三鬼』は500ページを超える大作ですが
あっという間に読み終えられます。
この年末年始は是非この本をお供にしてください。
文/横浜駅西口ジョイナス店・R.K