四月になれば彼女は『四月になれば彼女は』/川村元気/文藝春秋/1,400円+税外部リンク 
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4月、はじめて付き合った彼女から手紙が届いた。
そのとき僕は結婚を決めていた。愛しているのかわからない人と。

ある事件をきっかけに別れてしまった彼女は、なぜ今になって手紙を書いてきたのか。
彼女から届く旅先からの手紙とともに、主人公のフジは学生時代の自分を思い出していく。

愛しているのかわからない、とつぶやく彼の心は、現代社会を映す鏡。
みんな壊れそうな気持を抱えながら、毎日を生きている。
愛とは日食のよう。
避けがたく今日の愛から、明日の愛へと変わっていく。

その一瞬を“刹那”と感じることがあるとしたら。
それでも幸せなのかもしれない、そう思えてしまう。

著者の川村元気さんは、東宝であの「君の名は。」のプロデューサー。
今、“せつなさ”を描き出せる一番の人ともいえるでしょう。

最後の最後に彼は“彼女”のもとへ…。
読了した人にだけ、最高のラストが待っています。

文/ 新百合ヶ丘エルミロード店・MH
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