『えんとつ町のプペル』/にしのあきひろ/幻冬舎/2,000円+税
物語の舞台は「えんとつ町」とよばれる架空の町。その名の通り、周囲は煙突だらけ。だから空気は汚れ、キレイな空を眺めることが出来ません。そんな町に住んでいる少年・ルビッチとゴミから生まれたプペルとの心の交流が描かれています。
物語の舞台は「えんとつ町」とよばれる架空の町。その名の通り、周囲は煙突だらけ。だから空気は汚れ、キレイな空を眺めることが出来ません。そんな町に住んでいる少年・ルビッチとゴミから生まれたプペルとの心の交流が描かれています。
この絵本の作者は人気お笑い芸人・キングコングの西野亮廣さんで、既に数冊の絵本を世に送り出しています。今回の作品については、西野さんの知名度に加え、「クラウドファンディング」「完全分業制」「自腹手売り」「インターネット無料公開」等々、製作方法や販売戦略ばかりが注目されがちですが、実際にページをめくってみると、まずクオリティーの高い内容にハッとさせられます。とにかく絵が美しい!そして緻密で丁寧で配色もキレイです。特にラストに近い星空のシーンは圧巻でした。
ストーリーについては比較的単純な内容のため、結末が容易に予想できてしまうのですが、それでも読んでいて切なくなったり、温かい気持ちになれたりして、最後は少しウルッときてしまいました。
西野さんが「炎上芸人」という異名を持つからなのか、この作品に対して批判的な意見もあるようです。が、私は完成度が高いと感じましたし、「西野さんって、すごいなぁ」と率直に思ってしまいました。読後感も悪くなかったです。
実際読んでみてどんな風に感じるかは人それぞれだと思いますが、先入観を取り除いて、まずは一度手にとってみてください。そんな私も知名度や話題性だけで手を伸ばしたひとりです。でも、決して読んで損はなかったと思っています。
本厚木ミロード南館店・KH
ストーリーについては比較的単純な内容のため、結末が容易に予想できてしまうのですが、それでも読んでいて切なくなったり、温かい気持ちになれたりして、最後は少しウルッときてしまいました。
西野さんが「炎上芸人」という異名を持つからなのか、この作品に対して批判的な意見もあるようです。が、私は完成度が高いと感じましたし、「西野さんって、すごいなぁ」と率直に思ってしまいました。読後感も悪くなかったです。
実際読んでみてどんな風に感じるかは人それぞれだと思いますが、先入観を取り除いて、まずは一度手にとってみてください。そんな私も知名度や話題性だけで手を伸ばしたひとりです。でも、決して読んで損はなかったと思っています。
本厚木ミロード南館店・KH