したたかな魚たち『したたかな魚たち』/松浦啓一/KADOKAWA 角川新書/800円+税外部リンク 
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全世界で6万種いる脊椎動物(背骨を持っている生物)の内の1つである魚は日本人にとっては馴染みのあるものですが、その脊椎動物の半分以上・3万2000種が実は魚で、さらにその内の1/10以上・4200種が日本に住んでいるという事実を知っていましたか?

 そんな日本人にとって身近な魚たちは、実は毎年世界で何百種類も新種が発見されています。
この本では、生きるために試行錯誤してきた、知ってる魚・全く知らない魚の歴史や情報・生態を垣間見ることが出来ます。
毒を持つ魚や海蛇そっくりに擬態した、無毒な魚や海蛇がいたり。
比率にすると、人と富士山くらい大きさの違う魚がいたり。
成長するにつれて目が顔を移動する魚がいたり。
垂直の壁や岩を歩いて登る魚がいたり。
体が固くて食べられにくいので襲われないけれど、泳ぐのは苦手で海岸に打ち上げられてしまう魚がいたり。
まるでエイリアンのように、上にも下にも顎が開く…裂ける魚がいたり(おそらくこの本に載っている写真を見ないとイメージがわかないと思いますが)。
自分が食べる藻類を自分で育てる草食性の魚がいたり。
ミステリーサークルのような文様を作る魚がいたり。 
ニホンウナギの産卵場所が、なんと80年かかって発見されたり。
などなど。

食用としても鑑賞用としても我々の生活を潤してくれる魚たちを、もっと知るいい機会にいかがでしょうか。

文/ グランデュオ蒲田店・KN
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